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その50:FF14うちよそ酒場 第1夜 その1

2016.04.20 23:24|FF14
「うちもそろそろ料理人を雇った方がいいかもしれねえな」

俺は、ちょっと前に入ってきた二人の客を見ながら呟いた。


*

 伸び伸びと生い茂る木々、そして豊かな水の流れ。御精霊様の胸に抱かれた、ノフィカ様に寵愛されし黒衣森ってやつだ。もっとも、最近じゃその森の恵みってのにも翳りが見え隠れしているようだが・・・。
まぁいい。その南の方、南部森林地帯だな。東ザナラーンのちょっと北だ。そこに俺は店を構えている。

 「バスカロンドラザーズ」って、聞いた事あるだろう?南部では結構有名なんだぜ。善良な市民様には勿論、北の森都へ向かう商人達や、その辺りの飲んだくれのゴロツキ共にも、メネフィナの慈愛よろしく良く冷えた旨いエールを等しく浴びさせてやる優良店だってな。

 そこに最近、急に増えだしたのが「腹を空かせた冒険者」さ。
あいつら、ここをリムサ・ロミンサのビスマルクと勘違いしてるんじゃないのか?どこで聞いたんだか、こぞってここに飯を食いにきやがる。儲かるのは大いに結構なんだが、いささか俺だけじゃ手に余ってきちまってな。

「うちもそろそろ料理人を雇った方がいいかもしれねえな」

俺は、ちょっと前に入ってきた二人の客を見ながら呟いた。


**

 太陽もようやく沈みかけ、そろそろ夜になろうとしている。今日は随分と暑かったな。
アーゼマ神の情熱的なダンスも、ようやっと終幕が来たらしい。後はメネフィナ神の優美なノクターンでも肴に、ゆっくりと酒でも飲みたいものだが・・・

「大将!お邪魔するぜぃ」

どうやらそうもいかないらしい。

 アーゼマ神のダンスを観終えたのか、威勢のいい声を響かせてミコッテ族の男が店に入ってきた。褐色の肌に白銀の髪。腰の得物は・・・最近流行りの機工士ってやつか。男はカウンターに腰を下ろし、続けて言う。

「とりあえずあれだ肉くれ肉! 後酒な!」

おい猫坊主、テーブルに乗せていいのは食えるもんだけだぞ。その銃、しっかり鍵掛けとけよ。

程なくして、男が一人店に入ってきた。あの耳はエレゼンだな。おお、おお。随分と背の高い兄ちゃんだな。
エレゼンの男はカウンターに腰を掛ける。ミコッテ族の注文を聞いていたのか、

「お、いいな!俺も肉頼むかな!スモークドラプトル、ブラックペッパー多めで!」

と続けた。
本日開業一発目の客は、また随分と対照的な二人だな。ほらエレゼンの兄ちゃん、お前もだ。高いんだろう、その本。しまっとけ。


***

 うちの店は『優良店』だからな。注文の品を手早く拵えてやる。

「まったく、二人とも。ご自慢のそれにうちのとびきり旨いスープでも引っかかってみろ。明日からの戦いの狼煙は、お前ら二人の腹の音って寸法さ。だから机の上の得物は仕舞っとけ。今はお前らの口が一級品の鉄(くろがね)だ」

それぞれの席に、芳香をまとった湯気をもくもくと立ち昇らせる二皿が運ばれた。加えてミコッテの男の前には、良く冷やされた”当店自慢”のエールも置かれる。

二人は軽く店主に礼を言い、ミコッテ族の男はエレゼンの男に向かって更に続けた。

「おっ、にぃちゃんよかったらこっち来て飲まねえ?」

うんうん、そうしてくれ。お互い面白い話も聞けるだろうよ。夜は長いんだ、楽しまなきゃな。
杯のぶつかる音の後、ミコッテ族の男の、豪放な笑い声が響いた。

「新しい出会いに乾杯ってな」

 俺は呟くと、本日三回目の戸を開ける音を聞いた。今度は・・・アウラの姉ちゃんか。冒険者が立ち寄るようになってから、女性の客も随分と増えたもんだ。
カウンターと少し離れたテーブルに座ったアウラ族の女性は、一通りメニュー表を見つめると、辺りを見回しながら店主の方を向いて笑顔を浮かべた。

「こんばんは、マスタ。えっとー、お茶とー、ダガースープとー・・・それからエフトステーキを・・・さ、3人前・・・えへへ・・・」

 ・・・一瞬、俺の耳が悪くなっちまったのかと思ったが、ご丁寧に指を三本立てているし、どうやら間違いじゃないらしい。可愛らしいはにかみ顔とは裏腹に、その注文量は中々どうして逞しいときている。

「三人前だと…!いい食べっぷりだなー、お嬢さん何て名前?」

そうだよな、エレゼンの兄ちゃん。俺も驚いたぜ。よしよし、腹が減ってるんだな。すぐに用意してやるぜ。

「エフトステーキ……それウマソウだな。って、エフト……エフトってなんだったっけ…… あははっ!思い出せねえでやんの俺」

猫坊主お前もか。よし、3枚も4枚も同じだからな。ちょっと待ってろ。


****

 俄かに調理場が慌しくなる。それもそのはず、このバスカロンドラザーズには給仕は居るものの、その腕を振るっているのは専属の料理人ではなく、店主のバスカロン一人だけである。調理場に入っている間にも、

「マスター来たぜぇ〜!ここに来るの久しぶりだなぁ。とりあえず酒!wあとは…コテージチーズとアンテロープステーキよろしく!」

という次第。これを一人で捌くのだから、その料理の腕前は大したものである。

「このままじゃ、いつビスマルクから誘いが来てもおかしくねぇなぁ」

 バスカロンは皮肉交じりの冗談を独りごちると、眼前の食材を片端から討滅していく。

「だが・・・今日は食材が足りねえかもしれねぇな・・・あのクチバシ共、俺の食材を奪った罪は重いぜ」

 そうだ。こんな日に限って、イクサル族の輸送車襲撃により、手配していた食材の殆どが準備出来ていないのである。最後にやってきたヒューラン男のアンテロープステーキまでをきっちり出してやり、皆が顔をほころばせながら舌鼓を打つ姿を見て満足そうに頷く。が、すぐに調理場の方に向き直すと、しかめ面で腕を組むバスカロンであった。

その腕を組む背中に女の声が降り注ぐ。

「ごめんなさい、マスター。呑めもしないのにお邪魔して」

バスカロンが振り向くと、新しい影がカウンターに向かって近づいてきた。
見れば、最近よく店に来るヒューラン族の女性だ。

「その代わりと言っては何だけど、いつもの高級クッキングワインと、後はコテージチーズのいいのを持ってきたからそれで許してくれない? 味は保証するから。それと────」

「忙しいならキッチンでよければ手伝うわ」


つづく?


※これはFF14創作ハッシュタグ内の交流ツイートを会話文としてそのまま流用し、文章を補作した二次創作SSです。

ロドスト:http://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/11867911/blog/2877735/

テーマ:FINAL FANTASY XIV
ジャンル:オンラインゲーム

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