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Neya

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その3:大海原と白い羽

2012.06.11 02:19|大航海時代SS
※2010年2月1日掲載

20100201.png

の香りを嗅ぐのはいつ振りだろうか。
*

 私はセビリアの港に立ち、行き交う船を眺めていた。
造船所から聞こえてくる威勢のいい掛け声。方々から聞こえてくる、交渉ごとの類。そして酒場の方からうっすらと聞こえてくる怒号と罵声。

「変わってないな、この街も」

独りごちながら港を歩く。変わった事といえば、見慣れぬ服を着た航海者と、見慣れぬ船が増えた事ぐらいか。だがそれはいつもの事だ。「変わった事」に括るには平凡すぎる話。
私は歩みをとめ、自分の船の前に立った。女神を模した船首像は鈍色の光を放ち、いかにも「年季の入った」態を見せている。というよりは・・・。

「出航の前にまずは掃除ですぜ、船長」

背後から聞き覚えている懐かしい声が聞こえた。以前雇っていた船員長の男だ。

「ああ、そうだな。造船所の親父からも言われたよ。あんたの船はいつから幽霊船になったんだい、ってね」

苦笑いと共に再び自分の船を眺めた。

「戻って来てくれて感謝しているよ。お前ほど私の船を知っているものはいないからな」

「水臭い話は無しでさぁ、船長」

船員長とは、私が駆け出しの頃からの付き合いだ。船の扱いは勿論のこと、料理の腕前も中々のものだったのを覚えている。

「他の連中は別の船に雇われた奴が殆どでやすが・・・まだセビリアに残っている奴もいやすぜ。まずはそいつらに声をかけてみやす。船の整備はその後でさ」

「うむ。任せるよ。私は・・・」

「船長は昔のカンを取り戻すのに努めてくだせぇ」

そう言って船員長は豪放な笑い声を響かせた。

「そうだな。そうさせてもらうよ」

笑いながら私は、街の方に向かうことにした。


**


 私が海を去り、陸での生活を選んだのは、もう随分と昔のことだ。
何がそうさせたのかはわからない。ただ、漫然と流れていく交易商人としての日々に嫌気がさしたのかもしれない。
 そしてふいに私は、ある女性と共にとある国へ移り、陸地での生活を始めた。雪のような白い肌に金色の巻き毛。よく動く翡翠色の瞳と明るく笑う声。そんな彼女に魅せられた私は、その国を二人で放浪しながら過ごした。緑豊かな熱帯のジャングルや、砂嵐舞う砂漠。荒涼とした砂礫の平原や、あるいは氷に閉ざされた極寒の雪原。様々な地域を渡り歩いた。海での生活を「大海原を駆ける」と喩えるならば、それは「旅鳥のように白い羽を広げた」というところか。
 そんな彼女との愛の日々を終わらせたのは、風の噂で耳にした、東方のまだ見ぬ国の話だった。
いつだったか友人が聞かせてくれた、トンスラにも似た変わった髪型と不思議な服装をした、石炭の瞳を持つ人間。そんな人間達が暮らしている国がついに発見されたという。

その話を聞いた時。私は、また再び心が潮風で満たされていくのを感じた。

「ずっと待っているから」

そう言った彼女を残して、私は再びセビリアの地を踏むこととなった。


***


「神妙な顔をして、何かあったんですかい・・・・・・あ、さては女でやすね?」

甲板から海を眺めている私に、船員長が言った。

「まぁ、そのうち話すこともあるだろうさ。またよろしく頼む」

短く笑い、私は振り返り、船員長に向きなおした。

「あっしこそよろしくお願いしやす。さて、どこに向かいやすか?皆今か今かとうずうずしてやすぜ」

「そいつは頼もしい。そうだな、まずは・・・・・・」

言いかけて、見張りの声が降り注ぐ。

「嵐だぁー!」

「・・・まずは帆をたたむか」

「そうでやすね・・・」

相変わらずの地中海よ。手荒い歓迎に、船員長と顔を見合わせ、思わず笑い放った。
のち、操舵輪の前に立ち、皆に言い放つ。

「野郎共!御海神様の手荒い祝砲だ、粛々とラム樽を海に投げ放て!」





復帰したのでそんな小話を一つヽ(・∀・)ノ

無理やりな感じが否めませんが・・・( ´・∀・`)



そんなこんなでまた次回。

テーマ:大航海時代Online
ジャンル:オンラインゲーム

コメント

No title

再び大海原へ
いいですなぁ。ねーやんの文章の持つプロローグ感が好きです。

ヾ(*´∇`)ノ オキャーリ♪

またNeya㌧の小説読めてうれしーヽ(・∀・)ノ
そして連絡ありが㌧♪(・ω・)ノ
ラブレター出したよー♪(*ノωノ)キャー
ウム・・・絡んでるね・・・ヽ(・∀・)ノ
ふわふわ金髪巻き毛の女の子の言葉がちょっと切ないけれど・・・
Neya㌧本人に言ってる言葉に聞こえた(*・ω・*)
私も、くらこは今そんな感じなのかなーってシンクロした( ´・∀・`)
でも・・・
カレー以外にたまにはおでん三昧の毎日を過ごそうと思います( ´・∀・`)
こちらの世界でもまたよろしくね!
よき航海を♡

No title

せっかくだし、小説リレーしてみるか。

No title

>アナゴ氏
ありですヽ(・∀・)ノ

>クラ㌧
クラ㌧も戻ってくるといいよ~。
今イベントやってるし!

>ミタ㌧
うんうん。皆で書くと違った味でいいよね~( ´∀`)
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