Leek Field**

Hervest 33:Writings ; One day Coerthas

「もう。また逃げられた」独りごちながら彼女は、餌の無くなった釣り針を恨めしそうに見ている。* ここのところ、クルザス西部はひどい吹雪に見舞われていた。けれども今日は、昨日までの天気が嘘のように澄みわたり、蒼天には太陽が燦々と輝いている。その陽射しは少々汗ばむ程で、降り注ぐ大地では白銀の表面が僅かに溶け、きらきらと細かな輝きを放っている。時折駆け抜けていく風も、いつもはその冷たさに身を震わせるのだが...

Hervest 32: Flavor texts for FFXIV ; on Twitter

SS.1扉を開けた奥の下り階段の先からは、賑やかな声と音楽が聞こえてくる。階段を降りすぐ目に入ったのは、蒸気を上げる不思議な棚。そして飛び交う楽しげな声と、杯のぶつかる音。些かたじろいでしまったが、意を決して部屋の中に入り、カウンターの向こうに立つ妖艶な人物に声を掛けた。夜はまだ長い。Quattro Bar , The Goblet , ZeromusSS.2なんと清純で豪奢な、可憐で艶めいた空間なのだろうか。角を生やした女性達は、微笑み...

Hervest 11: Writings ; A sunny day

 今日は天気がいい。双蛇党詰所での用件を済ませ、入り口を出たところで、空を見上げた。ここのところ雨雲に覆われることの多かった黒衣森に、久しぶりの快晴である。今日は冷たい雨のかわりに、暖かい陽光が降り注いでいるグリダニアであった。「久しぶりに森を探索してみようかな」独りごちて、白狼門をくぐった。 こちらの方には、その昔歴代の幻術皇も使用していたといわれる「ハウケタ御用邸」が建っている。もっとも今はそ...

Hervest 10: Writings ; Looking back on the encounter with the person that liked this tweet ;but if do forget it ,so make up a story

Part 1.「ミコッテ族は狩猟の民」アウラ族の女性が確かめるように呟いた。つい最近の時分まで、彼女の事は竜騎士だと思っていた。確かに、初めて会った時のその姿は正しく竜騎士のそれであったし、その後も彼女に対面した時は、いつも槍を携えていた。てっきり、彼女は竜騎士として生業を立てているのだ、と「思い込んで」いたのである。(後で聞いてみれば、偶々その時竜騎士としての研鑽を積んでいただけの事であった)だが今、...

Hervest 9: Writings ; A night at Buscarron's Druthers

「うちもそろそろ料理人を雇った方がいいかもしれねえな」俺は、ちょっと前に入ってきた二人の客を見ながら呟いた。* 伸び伸びと生い茂る木々、そして豊かな水の流れ。御精霊様の胸に抱かれた、ノフィカ様に寵愛されし黒衣森ってやつだ。もっとも、最近じゃその森の恵みってのにも翳りが見え隠れしているようだが・・・。まぁいい。その南の方、南部森林地帯だな。東ザナラーンのちょっと北だ。そこに俺は店を構えている。 「バスカ...